HOME > スイゼンジノリの生育環境
かつては野生のスイゼンジノリが自生していた熊本・水前寺公園
サクラムアルジェの有効成分の一つサクランは、スイゼンジノリという“藍藻”から抽出されています。このスイゼンジノリは、天然のミネラルを多く含んだ九州・阿蘇火山灰層に育まれた美しい伏流水でしか育たない希少な種です。その繊細さゆえに、生育環境の悪化で野生株はほぼ絶滅状態でしたが、近年、人々の多大な努力によって生育方法が改善され、人工的な養殖が実現されました。実は食べられる藍藻で養殖されているのは、世界でもこのスイゼンジノリだけなのです。
水温や水質など細やかな管理のもとスイゼンジノリの養殖がようやく成功した。
スイゼンジノリは、阿蘇火山灰層の伏流水でしか育たないという自然の不思議。
スイゼンジノリは1872年にオランダの学者スリンガー氏により世界に紹介されました。氏は、その生息環境(熊本市、水前寺・江津湖)の美しさに感嘆して、学名を「聖なる」という意味を持つ「Sacrum」と名付けたと伝わっています。地球環境が悪化する中で、未だに生き続けるスイゼンジノリは、日本の美しい自然そのものの象徴と言えるのではないでしょうか。
2006年、岡島麻衣子博士によって、そのスイゼンジノリから全く新しい多糖類サクランが発見されました。その驚きの性質として、自分の重さの約6000倍もの水を吸収することが判明したのです。この驚く程の保水力を活かして、様々な刺激にさらされる現代の女性たちの肌を、いつまでもみずみずしく守るために、まったく新しいスキンケアシリーズ『SACRUM ALGAE』が誕生しました。
黒っぽく見えているのがスイゼンジノリ。清水の中を漂いながら徐々に成長する。
スイゼンジノリは元々、日本料理の高級食材として用いられていました。その歴史は古く、200年以上前から細川藩(熊本)では「清水苔」、秋月藩(福岡)では「寿泉苔」の名称で、天皇家や幕府への献上品とされていたほど。
明治時代にスリンガー氏が学術的に世界へと紹介する以前から、伝統食品としての地位を持っていたのです。
自然環境の悪化で野生株がほぼ絶滅の状態になってしまったため、一時期は幻の食材になっていましたが、地元業者の努力により人工養殖が可能となり、地元の料亭を中心として全国の料亭やお茶の懐石として欠かせない食材となっています。主な食べ方としては、味噌汁などの汁物に入れたり、三杯酢などでいただくのが一般的です。
自然環境の悪化で野生株がほぼ絶滅の状態になってしまったため、一時期は幻の食材になっていましたが、地元業者の努力により人工養殖が可能となり、地元の料亭を中心として全国の料亭やお茶の懐石として欠かせない食材となっています。主な食べ方としては、味噌汁などの汁物に入れたり、三杯酢などでいただくのが一般的です。